@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000094, author = {磯田, 雅代 and 長坂, 昌一郎 and 永島, 秀一 and 安藤, 明彦 and 岡田, 健太 and 海老原, 健 and 石橋, 俊}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {症例は65歳男性。2型糖尿病の診断でグリメピリド1mg/日を内服した状態で当院紹介となり,初診時の空腹時血糖129㎎/dl,HbA1c(JDS)5.3%でコントロール良好であった。2005年4月まではHbA1c(JDS)5%台で推移していたが,2005年6月空腹時血糖147㎎/dl,HbA1c(JDS)8.1%とHbA1cの上昇を認めた。治療強化を行ったがHbA1c(NGSP)7~8%と改善を認めず,一方で問診上昼食前等の低血糖が疑われた。2014年に,本患者の長女がHbA1c高値からHb Toranomonであることが判明した。本患者のCGMでは血糖値とHbA1c値が乖離していることが判明し,遺伝子検査の結果,長女と同様,Hb Toranomonを認めた。Hb Toranomon患者において,旧式のHbA1c測定法では,Tosoh G3では概ね血糖を反映し,Arkray HA-8150では他の測定法と比較して低く測定されるが,Tosoh G5以降の新機種では高く測定されると報告されている。本症例においても,当院におけるHPLC測定法の変更(Arkray HA-8150→Tosoh G7)時期とHbA1cの上昇時期は合致していた。臨床上注意すべきと考え報告する。}, pages = {47--51}, title = {HbA1c 偽高値から異常ヘモグロビン症と診断された2型糖尿病の1例}, volume = {38}, year = {2016} }