@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000087, author = {青木, 厚 and 菅原, 斉 and 石井, 彰 and 渡辺, 珠美 and 出光, 俊郎 and 税田, 和夫 and 讃井, 將満 and 加計, 正文 and 石川, 三衛 and 川上, 正舒}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {症例は54歳の男性。41歳の時に糖尿病と診断され,51歳からインスリン治療が行われていた。血糖コントロールは不良で糖尿病性網膜症,足壊疽を併発していた。右趾壊疽の治療中に,脱力感,左下腿と右手関節の腫脹と疼痛のため緊急入院した。左下肢の深部軟部組織感染病巣と血液培養からA群溶血性レンサ球菌を検出し,ショックを伴っていたため,Streptococcal Toxic Shock-like Syndrome(STSS)と診断した。その後,壊死性筋膜炎,腸腰筋膿瘍,化膿性脊椎炎を順次合併した。しかし本症例では,総合診療科のコーディネートによって,多職種との連携を逐次迅速に行うことができた。その結果,救急部からの迅速な受け入れ,専門医による観血的検査・治療の適否と実施タイミングの決定や適切な呼吸循環管理,適切な抗菌薬の選択と血糖コントロールを行うことができ,救命・救肢および自宅退院を可能とした。このように,糖尿病患者に発生したSTSSの治療にあたっては,総合診療科の存在が患者の予後を改善する可能性がある。}, pages = {35--42}, title = {総合診療科がコーディネートした医療チーム連携の集学的治療によって救命と救肢ができた糖尿病患者のStreptococcal Toxic Shock-like Syndrome}, volume = {37}, year = {2015} }