@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000864, author = {堀越, 崚平 and 村岡, 新 and 上杉, 知資 and 菅谷, 彰 and 阿久津, 博彦 and 相澤, 啓 and 川人, 宏次}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {上行大動脈に高度石灰化を有する僧帽弁置換術では,通常のように人工心肺を使用し心筋保護下心停止で手術を行った場合,カニュレーションや大動脈遮断によって致命的な塞栓症を引き起こす危険がある。これに対し,我々は上行大動脈への操作を回避するために心室細動下に僧帽弁置換術を施行したので報告する。症例は78歳男性。半年前から労作時呼吸困難が出現し増悪したため当院を受診し,重症僧帽弁狭窄症,中等度三尖弁閉鎖不全症,冠動脈1枝病変(左冠動脈前下行枝75%狭窄),慢性心房細動と診断された。上行大動脈は陶器様を呈していたため,右腋窩動脈送血,上下大静脈脱血で人工心肺を確立し,中等度低体温,心室細動下に僧帽弁置換術,三尖弁形成術,冠動脈バイパス術(1枝),左心耳閉鎖術を施行した。術後経過は順調で術後23日に退院した。心室細動下での僧帽弁手術は,上行大動脈遮断困難症例に対する選択肢の一つとして有用であった。}, pages = {25--28}, title = {上行大動脈高度石灰化を有する僧帽弁狭窄症に対し心室細動下に僧帽弁置換術を施行した1例}, volume = {42}, year = {2020} }