@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000086, author = {高澤, 一平 and 川人, 宏次 and 横田, 彩子 and 西村, 芳興 and 市田, 勝 and 新保, 昌久 and 野口, 康子 and 清水, 堅吾 and 茂呂, 悦子 and 落合, 久美子 and 中山, 鈴子 and 関野, 敬太 and 繁在家, 亮 and 鳥越, 祐子 and 上木原, 友佳 and 新藤, 靖夫 and 苅尾, 七臣 and 三澤, 吉雄}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {症例は51歳男性。感冒症状で発症し前医を受診した。心電図所見等から急性心筋梗塞を疑われ緊急冠動脈造影を施行されたが,有意病変を認めず急性心筋炎の診断で同日当院へ緊急搬送された。来院時循環虚脱状態であったため直ちに挿管し,経皮的心肺補助装置(percutaneous cardiopulmonary support:PCPS)と大動脈内バルーンパンピングを導入した。3日間のPCPSによる呼吸循環補助にもかかわらず心不全,多臓器不全が進行したため,両心補助人工心臓(ventricular assist device: VAD)を導入した。以後,状態は安定し術後38日目に右心VADから離脱,術後64日目には血液透析からも離脱したが,左心機能は回復せず左心VADに依存する状態となった。術後7か月目に移植登録を行いVAD装着下での移植待機となったが,術後631日目(入院後634日目)に広範な脳出血で失った。本症例は当院で初めてのVAD導入患者であり,その治療過程で,担当医である心臓外科医,循環器内科医を中心として,CCU/病棟看護師,急性重症患者看護専門看護師,皮膚排泄ケア認定看護師,臨床工学士,理学療法士/理学作業士,精神科医/臨床心理士,社会福祉士,薬剤師,管理栄養士,感染制御部からなる治療チームが形成されてゆき,多業種間の垣根をこえたチーム医療の結果,長期生存を得ることができた。当院における今後の重症心不全治療の方針を具体化したという点で意義があると思われるので報告する。}, pages = {29--34}, title = {循環虚脱に対しPCPS による蘇生後,補助人工心臓による長期循環補助を経て移植登録に至った劇症型心筋炎の1例。当院における初めての人工心臓導入例の報告}, volume = {37}, year = {2015} }