@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000639, author = {松岡, 裕之 and 大原, 一倫 and 田辺, 正樹}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Dec}, note = {卵白アルブミン(OVA)溶液を抗原とし,マウスの眼球結膜,鼻粘膜に塗布して抗OVA IgE 抗体の誘導に成功した。つぎにマウスを2群に分け,1群には旋毛虫Trichinella spiralis Polish strain (Tsp)を感染させ,残りの1群には感染させなかった。Tsp 感染5週後全マウスを殺処分し,OVA 特異的IgE をELISA(enzyme linkedimmunosorbent assay)およびPCA(passive cutaneous anaphylaxis 受身皮膚アナフィラキシー)反応にて評価した。ELISA によるとOVA 特異的IgE はTsp 感染によって増加あるいは減少することはなかった。一方PCA 反応ではTsp 感染群血清においてOVA による皮膚反応の強い抑制がみられた。Tsp の感染を受けたマウスの肥満細胞が非特異的IgE によって占領されたため,OVA 特異的IgE のFc レセプターへの結合,あるいは架橋反応が阻害されたためと考察した。総IgE はOVA 塗布のみのコントロール群では0.25μg/ml 以下だったが,Tsp 感染群では2.9~11.7μg/ml と高値を示した。このうちTsp 特異的IgE はごくわずかであると考えられた。以上より,OVA 特異的IgE が存在していても,寄生虫感染により非特異的IgE を増加させることで,競合的にⅠ型アレルギー反応を抑制できる可能性が示された。}, pages = {1--8}, title = {寄生虫感染により誘導された非特異的IgE による Ⅰ型アレルギー反応の抑制}, volume = {31}, year = {2008} }