@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000615, author = {小林, 裕 and 平井, 勝 and 鷲野, 聡 and 松崎, 敦 and 森田, 辰男}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {PSA 測定が前立腺癌の診断に広く用いられてからの臨床像を明らかにするため,1997年から2006年までの自治医科大学附属さいたま医療センター(当センターと略す)における前立腺癌458症例の臨床的検討をおこなった。 臨床病期ではStage A35例,B313例,C39例,D71例であり,Stage A,B が全体の75%を占めており限局性前立腺癌の割合が高かった。症例数は2003年以降急激に増加しておりさいたま市のPSA 検診が2002年に開始された影響と考えられた。 実測5年生存率は全体で89%,臨床病期別生存率はStage A94%,Stage B93%,Stage C92%,Stage D66%であった。5年PSA 非再発率はStage A94%,Stage B84%,Stage C68%,Stage D34%であった。生存率,PSA 非再発率ともにStageA,B,C が有意にD よりも良好であった。 当センターにおける限局性前立腺癌の治療成績は満足のいく結果であった。治療法別(根治手術、放射線治療、内分泌治療)での治療成績の有意差は認めなかった。 今後PSA 検診によりいっそう多くの早期前立腺癌の症例の頻度が高くなることが予測される,また限局性前立腺癌に対する治療法の選択肢も多岐にわたってきている。このためQOL を第一に重視した治療が望まれる。}, pages = {119--128}, title = {自治医科大学附属さいたま医療センターにおける前立腺癌の臨床的検討}, volume = {32}, year = {2010} }