@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000613, author = {渡辺, 珠美 and 菅原, 斉 and 松林, 洋志 and 石井, 彰 and 青木, 厚 and 牛丸, 信也 and 野首, 光弘 and 西田, 淳二 and 吉田, 行雄 and 川上, 正舒}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {メトロニダゾールに対する副反応のためにチニダゾールで治療した後天性免疫不全症候群に併発したアメーバ性大腸炎を経験した。症例は42歳,男性。入院3ヶ月前から下痢が持続し他院入院。下部内視鏡検査でアメーバ性大腸炎と診断され,メトロニダゾールの内服が開始された。投与3日目に四肢と前胸部に皮疹が出現したため内服を中止した。その後,食欲低下と急激な体重減少,会話時の息切れ,動悸が出現し当院を受診。ヒト免疫不全ウイルス-RNA 量が2.0×106コピー/ml,末梢血CD4陽性リンパ球数が63 /μlであったことから後天性免疫不全症候群に併発したニューモシスチス肺炎による低酸素血症の診断で入院となった。なお,同性愛については再三否定。sulfamethoxazole-trimetoprim合剤とプレドニゾロンによる治療中,第11病日より39℃台の発熱と頻回の水様性下痢が見られた。第15病日に下部内視鏡検査を施行したところ,大腸粘膜全体の糜爛形成と生検組織内にアメーバ虫体を認め,アメーバ性大腸炎の再発と診断。第17病日よりメトロニダゾールの投与開始し解熱傾向となった。しかし,第22病日に再度39℃台の発熱が出現したためメトロニダゾールを中止し,チニダゾールの内服に変更した。その後は,発熱なく下痢の回数も減少し便潜血も陰性化した。外来でHighly Active Anti-Retroviral Therapyを開始する方針となり,第43病日に退院した。メトロニダゾール,チニダゾールともにアメーバ性大腸炎の治療薬としては,保険適応外の使用であり,早期の適応症追加が望まれる。}, pages = {147--153}, title = {メトロニダゾールに対する副反応のために チニダゾールで治療し得た後天性免疫不全症候群に 併発したアメーバ性大腸炎の1例}, volume = {33}, year = {2011} }