@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000606, author = {芝, 順太郎 and 大木, 伸一 and 上西, 祐一朗 and 三澤, 吉雄}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {冠動脈起始異常は稀な先天奇形で,動脈硬化性病変の有無に関わらず心筋虚血や不整脈の原因となり得る。冠動脈起始異常の中でも単冠動脈口の頻度はさらに稀とされている。今回,我々は冠動脈起始異常である単冠動脈を伴う大動脈弁輪拡張症に対する基部置換術を経験したので報告する。症例は75歳の男性で9年前より高血圧の内服加療中で,4年前に心エコー検査で大動脈基部拡張症と診断された。半年前から就寝時の呼吸困難を自覚するようになり手術の方針となった。また術前の冠動脈CT 検査で冠動脈起始異常として単冠動脈口が確認された。基部置換に際しては起始異常に伴って大動脈壁内を走行する冠動脈の損傷を回避すべく,大動脈から単冠動脈口を楕円形に採取し再建した。術中術後経過は順調で,冠動脈CT により再建した単冠動脈口の開存が確認された。}, pages = {71--75}, title = {冠動脈起始異常を伴う大動脈弁輪拡張症に対する大動脈基部置換術の1例}, volume = {32}, year = {2010} }