@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000600, author = {牧野, 伸二 and 保沢, こずえ and 近藤, 玲子 and 熊谷, 知子 and 伊藤, 華江 and 平林, 里恵 and 金井, 美佳}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {下直筋低形成の2症例を経験した。 症例1は65歳女性。左眼上斜視の整容的治療を希望して受診した。虹彩コロボーマ,小角膜を伴っていた。眼位は左眼上斜視50プリズムジオプター(PD)以上,左眼の下転制限があった。CTで両眼の下直筋は低形成であったが,術中,通常の部位に下直筋は確認できなかった。そのため,外転神経麻痺に対する西田法を応用して,左眼の内直筋,外直筋に,切腱腱分割をしない筋移動術と上直筋切腱術を施行した。術後,眼位は改善し,整容的な満足が得られた。 症例2は17歳男子。左眼上斜視の整容的治療,複視の改善を希望して受診した。眼位は左眼上斜視25PD,左眼の下転制限があった。左眼の上直筋後転術を施行し,術後,正面眼位は2PDに改善し,複視も軽快した。下方視での左眼上斜視に対して追加手術を予定したが,術中,通常の部位に下直筋は確認できなかった。筋移動術を考慮したが,正面眼位が良好であることから追加手術は施行せず経過観察中である。 下転制限を伴う上下斜視の中に下直筋欠損があることを念頭におき,手術に際しては,術中所見を参考に患眼の上直筋後転,上直筋切腱,筋移動術が考慮される。}, pages = {123--128}, title = {下直筋低形成の2例}, volume = {33}, year = {2011} }