@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000594, author = {菊池, 裕二 and 尾崎, 勝俊 and 松山, 智洋 and 岡, 智子 and 山本, 千鶴 and 森, 政樹 and 永井, 正 and 室井, 一男 and 小澤, 敬也}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {悪性リンパ腫に対する自家末梢血幹細胞移植後に二次性白血病を発症した40歳男性に対し,非血縁男性ドナーから同種骨髄移植を行った。移植前,患者はHBsAg(-), HBsAb(-), HBcAb(-), HCVAb(+), HCV-RNA(+)であった。移植後より肝機能障害が遷延し,移植片対宿主病(graft-versus-host disease; GVHD)が疑われたためタクロリムス(tacrolimus; FK506)投与を行ったが改善せず,その後腹水貯留と下腿浮腫が増悪した。肝炎ウイルスの再検でHBsAg(+), HBcAb(+)が判明し,B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus; HBV)による劇症肝炎と診断した。保存検体におけるHBV-DNAは移植後61日以降のもので陽性であったが,輸血や移植ドナーからの感染は否定的であり,潜在性HBV感染の可能性が考えられた。移植後のウイルス性肝炎は,病理組織学的に肝GVHDとの鑑別が困難であり,移植後肝障害をみた場合には,臨床的にGVHDが疑われる場合でも常にウイルス性肝炎の可能性を念頭に置く必要がある。}, pages = {111--116}, title = {骨髄移植後にB型劇症肝炎を発症した 急性骨髄性白血病の一例}, volume = {33}, year = {2011} }