@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:02000138, author = {良永, 康雄 and 吉田, 純 and 名嘉眞, 陽平 and 三笠, 圭太 and 名嘉眞, 智樹 and 白水, 康司}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {症例は63歳女性。6か月前からの右乳房の腫瘍と疼痛を主訴に受診した。右乳房上外側に皮膚潰瘍と腫瘍の露出を認め,造影CTで腋窩リンパ節転移,多発膵腫瘍,多発骨転移,胸膜播種と胸水を認めた。露出腫瘍の生検の結果,浸潤性乳管癌,ホルモン受容体陽性,HER2陰性であった。膵転移を疑う切除不能乳癌として,薬物療法と膵腫瘍に対する内視鏡的生検を提示したところ,化学療法を除く薬物療法についてのみ同意を得た。レトロゾール,アベマシクリブ,デノスマブ,オピオイドによる治療を開始した。6か月後,原発巣は縮小し,疼痛は消失,オピオイドを終了した。胸水はほぼ消失,腋窩リンパ節転移と膵腫瘍は著明に縮小した。膵腫瘍は原発との鑑別を要したが,画像所見と経過から乳癌の転移として矛盾ないと考えられた。乳癌の膵転移は比較的稀であり,原発巣と同時に非切除での薬物療法が行われたとする報告は更に稀である。文献的考察を加えて報告する。}, pages = {53--58}, title = {アベマシクリブと内分泌療法の併用療法が部分奏効した乳癌膵転移の1例}, volume = {46}, year = {2024} }