@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00001290, author = {井上, 賢之 and 俵藤, 正信 and 小林, 龍ノ介 and 小堀, 篤也 and 久保, 百合香 and 塩澤, 徹也 and 篠原, 翔一 and 井上, 康浩 and 塚原, 宗俊 and 佐藤, 寛丈 and 岡田, 真樹 and Lefor, Alan K and 安田, 是和}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {症例は46歳,女性。主訴は左鼠径部膨隆と月経周期に随伴する左鼠径部の違和感。CTにて左鼠径部Nuck管水腫の診断となったが,現病歴・嚢胞内の高吸収成分から水腫内希少部位子宮内膜症の合併も疑われた。水腫は鼠経管内から腹腔内まで広範囲に存在しているタイプと判断された。子宮円靭帯の処理には,腹腔鏡による操作が安全と考え,前方アプローチも併用した手術の方針となった。腹腔鏡観察では棍棒状に腫大した子宮円靭帯とそこに癒着した卵管を認め,内膜症による炎症が波及したものと考えられた。腹膜前腔を剥離した後,水腫近位側を確認し,超音波凝固切開装置を用いて腫大した円靭帯を切離した。続いて前方アプローチを併用し,Nuck管水腫を摘出した。最後に腹腔鏡下にメッシュを展開し腹壁の補強を行った。希少部位子宮内膜症を合併している患者では,腹腔鏡+前方併用アプローチは,CTで判断し難い腹腔内癒着も直接観察が可能で,また前方からでは処理の困難な深部まで及ぶ病変を安全に切除することが可能と考えられた。}, pages = {101--106}, title = {子宮内膜症合併Nuck管水腫に対し,腹腔鏡と前方アプローチを併用し切除した1例}, volume = {45}, year = {2023} }