@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00001127, author = {山下, 匠 and 植田, 美帆 and 亀崎, 真 and 山並, 航 and 森, 純子 and 内藤, 咲恵}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {小笠原村母島は小規模な超遠隔離島である。当診療所は母島で唯一の医療機関で全科対応を行っているが,医療スタッフは医師1名看護職員3名と少ない。おもに急性出血性病態への対応を目的としBlood Rotation System(BRS)が2018年9月から導入された。当院での緊急輸血対応を行う上で課題点は臨床検査技師の不在,輸血前検査は医師監督下で看護職員が実施することだった。今回,急性貧血および循環血液量減少性ショックを呈した59歳男性に対し,母島でBRSが導入されてから備蓄血を初めて使用した。備蓄血使用1週間前にHb11.8g/dlだったが,Hb5.8g/dlまで低下しており急性貧血を考慮し備蓄血の輸血をおこなった。全身状態を維持することが可能になり高次医療機関への緊急搬送をおこなうことができた。本症例を通し,小規模離島診療所での緊急輸血対応において,事前訓練実施という工夫点の有用性と,原因検索の検査実施の困難さ,症例による輸血単位数不足の可能性といった課題点が分かった。}, pages = {47--51}, title = {超遠隔小規模離島である小笠原諸島母島の緊急輸血における工夫と課題}, volume = {44}, year = {2022} }