@article{oai:jichi-ir.repo.nii.ac.jp:00000108, author = {宇賀神, 卓広}, journal = {自治医科大学紀要, Jichi Medical University Journal}, month = {Mar}, note = {症例は65歳の男性で,高血圧加療中の重喫煙者。朝,腹痛が出現し倒れているところを家族に発見され,当院へ救急搬送された。ショック状態であった。腹部CTで巨大な腹部大動脈瘤と後腹膜腔に大量の血腫を認め,破裂性腹部大動脈瘤と診断された。県内で同疾患の治療を手掛ける病院は,全て手術中のため受け入れ不可能であった。ドクターヘリで134 km離れた隣県の循環器専門病院へ74分で搬送したが,途中,再破裂が疑われ,一旦県内の病院に着陸してアルブミンの点滴が開始された。 隣県の病院へ到着後,開腹,Y型人工血管置換術が行われた。腸管の浮腫が強く,閉腹は二期的に施行された。術後,肺炎を合併し,気管切開,人工呼吸器管理を要したが,後遺症もなく術後第65病日に退院できた。死亡率が高い破裂性腹部大動脈瘤の患者を長距離搬送せざるを得ない状況で,ドクターヘリにより適切かつ短時間で搬送できた。}, pages = {45--50}, title = {ドクターヘリにより搬送された破裂性腹部大動脈瘤の一症例}, volume = {39}, year = {2017} }